森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2011-06-30 6月市議会を終わって ①

_  《いっせい地方選挙(4月)後、初めての三鷹市議会》

6月8日からはじまった三鷹市議会が28日に終了しました。

6月市議会は28人の新しく選出された議員のうち、議長と監査委員の議員以外26人が質問に立つという積極的な議会としてスタートしました。もちろん日本共産党はいつもどおり全員4人が質問。

_  《会派名の変更、政新クラブが「自由民主クラブ」に名称変更》

今まで、自民党公認で立候補し当選した議員や無所属議員(自民党員がどうかは不明)で会派構成していた、最大会派の「政新クラブ」が新しい議会から「自由民主クラブ」と名称変更されました。

_  《議会質問の特徴》

 自由民主クラブの10人の質問のうち6人が東日本大震災に関連した質問。公明党は5人全員。民主党は3人質問で2人。にじ色のつばさは3人質問で2人。みんなの党1人も防災対策を取り上げるなどが大きな特徴でした。

_  共産党市議団は東日本大震災の教訓を生かした三鷹市の震災対策、福島原発の放射能汚染への市民の健康被害など4人全員が質問しました。

 私の質問は震災時の一時避難場所に指定されている「井口グランド」の存続を求める質問を中心に行ないました。

 

《森 徹の議会質問と市長答弁》

三鷹市は多摩青果跡地を買い取って「新川防災公園」を建設する計画の中で、その財源捻出のために震災時の一時避難場所にもなっている「井口グランド」を売却しようとしています。

井口グランドは市内中心部の一角に位置し、震災時に市民の命を守る大切なグランドです。

現在、このグランドは少年野球・サッカー、高齢者のグランドゴルフなど、市民のスポーツと健康づくりになくてはならない大切な場所として、年間4万人近い市民のみなさんに利用されています。

_ 一度このグランドを売り払ったら、住宅が密集するこの地域に二度とこれだけのまとまった広場を購入することはできません。

_ 井口グランドの売却中止求めた私の質問に清原市長は「今回の選挙でも新川防災公園は期待されている」として、そのために「井口グランドの売却をすすめる」との答弁でした。

「東京直下型地震」がいつ起きるかわからないときに、新川防災公園の財源捻出のために、市内中心部の一時避難場所を売り払うという清原市長の考え方は、周辺住民だけでなく市民の理解は得られないはずです。

_ 市民の大切な財産である「「井口グランド」を市長があくまで売却を強行しようとするなら、議会の答弁だけでなく、市民への説明と話し合いが必要ではないでしょうか。

欧米では大きな事業に関して、市長・知事の判断ではなく住民投票が行なわれています。

_  《三鷹市の放射能測定の現状 (6月28日現在)》

三鷹市は6月議会前日の6月7日に放射能測定器を発注。

メーカーの在庫切れで現在納品されていません。

東京都の放射線量の測定が南浦小学校で実施され、測定値0.05シーベルトの報告がなされています。

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