森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2004-07-04 小・中一貫教育校 意見交換会のお知らせ

_ 小・中一貫教育校 意見交換会のお知らせ

議会で約束した、意見交換会の日程が決りました。

みなさん、誘い合ってご参加ください。

7月15日(木)午後2時開会 二 中 視聴覚室  (2階)

 16日(金)午後7時開会 二 小 視聴覚室  (4階)

 17日(土)午前10時開会 井口小 ランチルーム(2階)

 23日(金)午後7時開会 三鷹市教育センター・大研修室

                        (3階)

_ 小中一貫教育 パートⅡ

3月議会の代表質問、予算委員会審議、6月議会の一般質問と、3回の質問をしましたが、主に次の答弁がありました。

_ ①段差の解消に必要としていた、小6移行は取りやめる。

 (ただし、理科の実験など効果のあるものはおこなう)

②スケジュールは急がない。

③現場の教師と保護者との懇談会は、6月15日の臨時校長会で説明し、決める。

④教育特区の申請はやらない。

⑤基本方針の素案のあとも意見交換会をおこない、十分に意見を反映する。

⑥保護者・市民・教師・地域の賛同がえられなければ開校できない。実施は困難。

_ 3回の議会質問から見えてきた小・中一貫教育校構想の問題点を考えてみました。 

_ 7月に出される基本方針(素案)は、これまで説明会、意見交換会で寄せられた「何故、小・中一貫教育が必要なのか」「6・3制のどこに問題があるのか」の回答がなければならないと考えます。

_ 小・中一貫教育を取り扱う大切な視点は

2月9日(二中会場)の説明会で清原市長の発言だと思います。

市長は

「慎重に、信頼のない中で進めることは考えていない」

「無理やりやることは、毛頭考えていない」

「開校の時期にこだわらず」と答えています。

_ 教育制度をいじることは、「慎重に丁寧に、保護者・市民・教師・地域の信頼の中」ですすめることだと考えます。

三鷹市は国の進めるIT教育を率先して取り入れてきましたが、長崎の事件からも真剣な見直しも必要ではないかと思います。

小・中一貫教育も、国の方針だからとすすめるのではなく、子どもの学校嫌い・学習離れ・不登校の問題など、保護者・市民をを含め市民参加で考えることが大切だと考えます。

7月に予定されている意見交換会が「子どものための教育のあり方」について、話し合われる場となってほしいと希望します。

 

清原市長のマニフェストにあるからすすめる、だけはやめていただきたいと思います。

6月26日の「子どもにとってどうなの、小・中一貫校」の国際基督教大学・藤田英典教授の話は、「いじめや不登校の問題、学級崩壊、非行・問題行動などといった心に起因する問題」は制度改革・小・中一貫校化で解決する問題ではない。学校・教師、家庭・地域の実践が必要と報告。

中学校を「4年間とすることで、ゆとりをもって個性・能力の伸長に当てることができる」の方針にも、長くすれば高校入試の影響が緩和されるというものではないと指摘されていました。

現行の6・3制でも「一貫したカリキュラム編成」「9年間を見通した学習は」可能との話がなされました。

小・中一貫教育の方針づくりは、秋までのスケジュールにこだわってほしくありません。


日記内検索

最近の更新