2009-12-14 曖昧な外環道路説明会
_ 北野小学校で開催された「測量等の説明会」に参加しました。会場の体育館は用意された椅子が足りないぐらい、市役所の話では361名の市民が参加されたとのことです。

_ 疑問に感じたのは、夜7時から8時半までの説明と質問の時間、残り30分が個別の相談いう議事進行でした。質問を希望する市民が手をあげても僅か6人しか質問できず、かなり専門知識をもった方の外環の建設予定地の地層が地崩れの危険を指摘した質問に対し、国の担当者は専門知識を有せず「アセスに書いてありますので」の答弁には無責任さを感じました。再質問は時間の制約からされずじまいで不完全燃焼の説明会でした。
_ こんなやり方で、八ッ場ダムも強引に建設が進められていったのではと思い知らされました。しかし、自民・公明の政治のやり方に国民はノーの審判を示したのが今年の衆院選挙でした。「ダムが無駄」なら、1m1億円も掛かる「外環道路も無駄」なはずです。
_ 『国交省の担当者から興味ある答弁が』
『今年4月まで(麻生政権)は、外環の事業主体は「合併施行方式(国と高速道路会社の共同工事)」であったが、現在の事業主体は未定であり、今後検討していくことになる。予算があって事業がある。外環の予算は検討中。』の答弁があり、また、「9割の外環予算執行停止は理解している。現場は政務三役の指示を待っており、政府の方針で決まるので、現状は未定(外環)である」の答弁もありました。
事業仕分けを行なっている現政権の来年度予算が市民要求を反映したものとなるか、注目しなければなりません。
清原三鷹市長は外環道路の建設推進の態度を変えていません。「三鷹市が沿線区市のなかで最も環境への影響が大きい」としながら、建設推進の立場は「自己矛盾」ともいえます。
ともかく、市民は投票によって政治を変えることを体験した2009年でした。2011年には外環計画を強引に推進た石原都政を変える、都知事選挙も行なわれます。
「外環は無駄な大型公共事業」「外環よりも教育・福祉へ暖かい政治を」の運動を地道にすすめていくことも大きな力になります。
_ 「市民の飲料水と住環境を壊わし、三鷹の農業を痛めつける、外環道路建設ストップ」の声をもっと大きく広げる私たち市民の運動が必要です。
頑張りましょう。
