森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2006-08-26 憲法と平和を考える61年目の8月

_ 8月に入ってテレビも新聞も、「ヒロシマ」「ナガサキ」の特集番組や記事を報道し、15日の終戦記念日には小泉首相の靖国参拝が大きくとり上げられていました。戦後61年目の夏は憲法と教育基本法が大きな岐路に立たされています。

 小泉首相の「後継者」といわれる安倍晋三氏は自民党の総裁選挙に向けて、「憲法と教育基本法の改悪」を訴え、マスコミもそれをさも当たり前のように報道しています。8月6日(ヒロシマ)、8月9日(ナガサキ)に対する報道、あの戦争への反省はいったいどこにいってしまったのでしょうか。

 マスコミは、憲法99条の「憲法遵守養護の義務」についても国民(購読者)に紹介する責任があるのではないでしょうか。

_  憲法99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し養護する義務を負ふ

_  憲法を遵守する立場にある人が、総裁選挙の公約に掲げていることの重大性をマスコミはしっかりと指摘する責任があるのではないでしょうか。  

 憲法を「殺そう」とする多数が国の政治を握っている時代の恐ろしさを感じる戦後61回目の夏が終わろうとしています。

 私はこの夏、大田区にある「昭和のくらし博物館」が毎年主催する「反戦平和のつどい」で話をする機会がありました。

 戦争体験者のお話し、紙芝居や平和をうたう企画など、日本国憲法の大切さが語られた集いでした。

 憲法前文、憲法9条、憲法25条そして憲法99条を守り生かす運動が求められます。

 

画像の説明画像の説明画像の説明画像の説明

日記内検索

最近の更新