2007-08-02 代読裁判をたたかう、発声障害の前中津川市議
_ 小池公夫前中津川議員の“NNNドキュメント・声の壁”をこのページでも紹介しましたが、「しんぶん赤旗」(8月1日)のひと欄に小池公夫さんが登場しています。
小池さんは現在、任期中に議会質問で代読を認めなかった議員を相手に代読裁判をおこしています。私も「支援する会」に入っていますが、今日「支援する会ニュース、NO13」が送られてきました。
私のホームページから小池さんのホームページにつながります。
小池さんは「私一人のためだけでなく、障害を持つ人たちの基本的人権である自己決定権、政治参加の権利を確立し、障害者いじめ、差別をなくしたい」と語っています。 小池さんへのご支援をおねがいします。

_ 写真では読みにくいと思いますので、下記に報道された記事を転載します。
_ 「代読裁判」をたたかう発声障害の前中津川市議小池公夫さん
_ 「声帯を取らないと六ヵ月の命」と医者から宣告され、のどにできたがんの切除手術を受けたのは、五年前、岐阜県中津川市議一期目の終わりころでした。 「声が出なくなるだけ。命に代えられない」と「軽い気持ちで声帯を取ったわけですが、思ってもみなかったことに直面しました」 一九九九年に高校教師の職を辞して市議に初当選。今年の春に議員を引退するまで二期八年、日本共産党市議団の一人として多くの実績を積んできましたが、二期目は議会多数派による発言妨害にあいました。 「ちょっとうまく声が出んもんで、どなたかに代わって読んでもらえんやろかー」。市議会議長との立ち話で済む程度のことと思っていた一般質問の「代読発言」は、四年問、ついに実現しませんでした。
約一万五千人の署名を積み上げても、議会側は、本人が使えない音声変換機能付パソコンを使うよう決めて、「代読発言」を拒否。県弁護士会から代読を認めるよう「勧告」されても、従いませんでした。
昨年十二月、代読発言を認める決議案を本会議に握出しましたが、二十七対五で否決。やむなく反対議員らを相手どって「代読裁判」(「中津川市議会における発声障がいをもつ議員へのいじめ損害賠償請求事件」)を起こしました。
「私一人のためだけでなく、障害を待つ人たちの基本的人権である自己決定権、政治参加の権利を確立し、障害者いじめ、差別をなくしたいー」。熱い支援を背に、「代読裁判」のたたかいは続きます。
文・写真 大川 清市