2011-11-01 福島・いわき市へ
_ 10月29日(土)~31日(月)の3日間、福島県いわき市にボランティア支援に行ってきました。
29日は午後からJR常磐線・いわき駅と小名浜港の中間に位置するニュータウンの住宅の放射線量の測定を行ないました。震災後に誕生した双子の赤ちゃんがいるお宅の線量測定の結果は風呂場やダイニングルームでは0.3~0.5マイクロシーベルトと室内でも高い数値を示していました。また、生垣の根元は1マイクロシーベルトもの高濃度を示す場所もあり、三鷹市内の0.06マイクロシーベルトと比べて放射線量の高さに驚かされました。
いわき市中央台高久2丁目にある、お隣の広野町の仮設住宅200世帯を訪問し要望・意見を聞いて回りました。
この仮設住宅はいわき駅から北へ浪江町方面へ20分程車を走らせところにありますが、現地に向かう車内の線量も0.254、0,259マイクロシーベルトと数値が上がっていきます。
訪ねた70代のご婦人は「夫の退職後、郷里の広野町に新築した家に住んで僅か10年、原発事故で避難場所を5箇所変わってようやくここに落ち着いた。国会ではいったい何を審議しているのか?、これから冬に向かい東電は電気代を無料にして欲しい。いつ家に戻れるかわからない。生活を目茶苦茶された」と激しい怒りの声を寄せていました。
帰りの車の中で、国会の代表質問がラジオから流れていましたが、その内容は現地の被災者の生活実態を掴んでいないものに聞こえてきました。
[ツッコミを入れる]