森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2012-05-11 中津川市議会代読裁判、名古屋高裁判決

_ 岐阜県中津川市議会が咽頭がんで声を失った小池公夫議員(当時)の「代読」裁判控訴審の判決が名古屋高裁で出され、慰謝料300万円支払い(一審岐阜地裁判決は10万円の慰謝料)を中津川市に求める「勝訴判決」が出されました。

この日名古屋は強い風が吹き、高裁前には長い傍聴希望者の列と「ダメ!障害者いじめ」の黄色い旗がはためいていました。

マスコミのTVカメラも並んで、「代読裁判」への関心の強さを示していました。

傍聴は運よく赤のくじを引くことができ二列目の席に座りました。判決はあっという間で、裁判官が読み上げた「慰謝料300万円は被告中津川市が原告に支払うこと」を聞いて、「あっ、勝ったのかな・・・!?」と一瞬思ったが、内容を理解できないまま閉廷。原告席から出てきた小池公夫さんと握手を交わしました。

判決内容を弁護団と小池さんが検討後に開かれた記者会見場は、中日、朝日、毎日、赤旗、中京テレビのマスコミが参加していました。

声帯をなくした議員が自分が書いた質問原稿を「誰かに代読して質問させてほしい。」ただそれだけの要求を多数の議員が拒否するという中津川市議会の議会運営のありかたに厳しい判決が出された日でもありました。

  

三鷹の市議会でも「議会改革」が取り組まれていますが、市民の信託を受けた議員として、また、人間としての自然なものの考え方で「改革」に取り組むことが大切であると考えます。

議会、政治にかかわる人間は「日本国憲法」を学ぶことも大切であることを今日の判決を受けて強く感じたところです。

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