2013-03-23 新川防災公園は本当に防災公園?
_ 市役所となりの多摩青果跡地で工事がすすんでいる「新川防災公園・多機能複合施設」はしっかり「防災公園」として役割が果たせるのでしょうか?。
「広域防災拠点の機能」(首都圏広域防災拠点整備基本構想・ホームページ)には一時的避難地となる防災公園(新川防災公園はここに当たる?)の機能が10項目あります。
①「本部スペース」、
②「ヘリポート」、
③「緊急輸送物資中継・受け入れ・一時保管場所」、
④「緊急物資の備蓄場所」、
⑤「消防、救援、医療・救護活動支援用地」、
⑥「救援・復旧活動基地」、
⑦「火災の延焼の遅延または防止用地」、
⑧「緊急避難の場」、
⑨「一時集合場所、避難中継地」、
⑩「一時的避難生活地」
この10項目のうち、②のヘリポートはありません。理由は防災公園の下にスポーツ施設があるため、ヘリコプターの荷重耐えられない。また、となりに焼却場の100mの煙突があるため、ヘリポートの設置が認められないとのことです。
③~⑥の4項目は救援活動に一定の広さが必要ですが、スポーツ施設を地下に建設したため、盛り土構造で必要な広場が確保できない弱点を抱えた「防災公園」といえます。
この問題ありの「防災公園」事業に242億円余の税金を使うことは見直しが必要と考えます。市の負担する金額は現時点で169億9千万円、この9割は借金となっています。
日本共産党市議団が昨年行なった市政アンケートに寄せられた市民の声は「このまま推進」11.6%。「再検討・見直し」42.6%。「中止」17.9%。「その他」7.9%。「未回答」20%でした。
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