森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2010-10-23 三鷹事件発生61周年記念のつどいに150人

_ 今から61年前の夏7月15日の午後9時23分、三鷹電車区構内から何者かの手によって電車が暴走させられ、三鷹駅構内の車止めを突破脱線暴走し、駅前の下田宅に突入する大事故が発生しました。この時間は(当時サマータイム)現在の午後8時23分、帰宅を急ぐ市民6名が亡くなり、重軽傷者10数名が犠牲となりました。慰霊碑は禅林寺にあります。

事件の現場である三鷹駅南口広場は再開発で大きく変貌し、暴走電車が突っ込んだ建物など当時の現場を示すものはなにも残されていません。ただ南口駅前交番が当時とほぼ同じ場所にあります。

つどい会場の三鷹市公会堂・別館には150人近い参加者でほぼ満員。9月にTBS報道特集で放映された「三鷹事件・竹内景助再審問題」ビデオを上映、無実の死刑囚竹内景助さんの再審裁判を担当する高見澤昭治弁護士の講演と意見交流が活発に行なわれました。

「三鷹事件のモニュメントをつくる三鷹武蔵野の会」世話人の梁田さんから運動の経過と竹内景助さんの再審裁判のとりくみ、「モニュメントをつくる会」の今後の運度の取り組みについて報告があり、三鷹事件を風化させず若い人たちに戦後の歴史と三鷹事件を正確に伝えることが大切であることを参加された方から語られました。

そのためにも、事件の現場に「証」のモニュメントが必要であると痛感しています。この日もジブリ美術館行きのバスが子どもたちを乗せて現場を通り過ぎて行きました。

高見澤弁護士会の今後を提案する梁田さん

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