森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2011-08-15 2011年8月15日 66年目の終戦記念日

_ 三鷹市の『世代をこえて平和を考える日・戦没者追悼式並びに平和式典』に出席しました。

日本が起こした侵略戦争が終わって66年。今年は東日本大震災と東京電力福島原発事故により深刻な放射能被害が収まらない中での終戦記念日を迎えました。

三鷹市被爆者の会 佐野博敏さんによる『いま語り伝えたいこと』、被爆体験のお話は敗戦が決定的な中で軍部がいかに国民を戦争へと駆り立てていったか、広島市民は疎開さえ許されない状況下(疎開する人は非国民である)におかれていたなど、『貴重な語り伝え』でした。

式典から家に戻り、午後のTVニュースは韓国では8月15日が日本の支配から解放された記念日の式典を報道し、『日本は過去の侵略の歴史を学ばなければならない』との大統領の発言を紹介していました。

戦後の日本政府は一貫して、アジア侵略の誤りに正面から向き合うことなく、また歴史を国民に正しく教えてきていません。

一方、同じ侵略戦争を起こしたドイツ政府の態度はナチスドイツの戦争犯罪の誤りを認める事から戦後をスタートさせ、そのことは学校教育でも教えています。

日本では来年度から中学校で使われる教科書の採択が全国で行われていますが、最近まで、原子力発電は安全である、「安全神話教育」の教科書(副読本)が文部科学省の指導で使われていました。

国による教科書検定の指導が歴代政府によって強められていますが、歴史の事実に真正面から向き合うことが私たち自身一人ひとりに強く求められています。

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