森徹(もり とおる) 速報情報日誌


2009-08-01 私たちが望む道路建設 ・ 道路行政を考えよう

   - 外環道建設からみる道路問題- 画像の説明画像の説明

_ NPO法人・建設政策研究所主催によるシンポジュウムに参加しました。「市民による外環道路問題連絡会・三鷹」の豊田代表委員の現地報告に次いで、2名の専門・研究家による問題提起、「東京外郭環状道路の事業化に関する見解」「マイカー依存から公共交通への転換を」があり、環境自治体会議 環境政策研究所の上岡直見さんの講演の後、質疑応答がありました。

_ 国(国交省)の方針は、これ以上の高速道路建設は必要ない(人口減、財政問題、地球温暖化と公共交通へのシフトなどを根拠)とした方向が明らかとなりました。外環道路建設計画は財界・関係企業による公共工事への強い要求であることも明らかとなりました。そのため地下40mに道路を作るための「大深度法」の法整備がなされ、石原都知事がその推進役となっています。

_ 外環道路は、沿線住民の多数が要求しての道路建設ではなく、財界・土木関連企業、国、東京都が一体で進めている超無駄な公共事業(1m、1億円の建設費)であることも明らかとなりました。

_ シンポジウムは地元自治体の果たす役割が大きい事も指摘されました。清原三鷹市長が「外環の必要性は認める」とした市長の政治判断が大きな間違いであったと痛感しました。また、市長は自らが掲げる「市民との協働」が問われる大きな課題を背負ったといえます。

_ 外環道路をストップさせる市民運動はこれからが大切です。

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